アジャイルコーチになって3ヶ月、俺は大変な勘違いをしていたのかもしれない

5年近く前
斎藤 紀彦
アジャイルコーチ担当
斎藤 紀彦

はじめまして! Graatでアジャイルコーチをしている斎藤です。

今回のブログは、2019年8月19日に行われた「第34回 Tokyo Atlassian ユーザーグループ at G's LounGe -インシデント管理を始めよう」にて発表した資料「アジャイルコーチになって3ヶ月で学んだこと」を紹介します。

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アジャイルコーチについて、どんなイメージをお持ちですか?

内容は、アジャイルコーチになってまだ3ヵ月の自分が、当初”アジャイルコーチ”に抱いていた気持ちがすべて思い込みだったことに気づいて、そこからどう取り組んでいるか……といったものです。

皆さんはアジャイルコーチという職業にこんなイメージを抱いていませんか? 

  • クライアントに代わって問題解決する仕事である

  • 主にクライアントにアドバイスをする仕事である

  • 悩みなんてない

私はこのように思っていました。いま思い返すと全然違うということに気付けるのですが、これらの思い込みからどのように私が脱却していったのか、クライアント様に対してどのように取り組んでいったか、そして現在は……ということはスライドを読んでいただくとして、ここでは発表ウラ話を少し紹介します。

自分自身(の問題)と向き合う

この資料を作り始める当初の、弊社のAtlassian製品担当からのリクエストはこの二つ。

  • 設立したばかりのため、まだまだ知名度が低い会社の名前を売ってほしい

  • そしてあなた(斎藤)の名前も同時に売ってほしい

というものでした。

そして、最初に作成した資料は、「The・営業資料」そのもの。

「組織を変革するにはアジャイルコーチが必要だ!」 「Atlassian製品で組織を変えよう!」

といった大言壮語が舞っていました。

リクエストに対しては、それでよかったのかもしれません。 ですが登壇前日、作ったスライド資料について弊社の超ベテランアジャイルコーチの大先輩に相談したところ、

「あなた、まだ組織を変えたことないよね?」

という一言をいただき目が覚め、「いま自分自身が言えることだけを言おう」と思い直し、急遽作り変えました。(ちなみに、各種Atlassian製品を使い始めたのもここ3ヵ月です(苦笑))

発表当日はとても緊張していて、内容が受け入れられるか不安でしたが、結果的におおむね好評で、今でもホッとしています。当日聞いてくださった50人近くの皆様に大感謝です。

最後に

スライド資料の中でも伝えていますが、私の拙い失敗談から、皆様の心の中になにか一つでも伝わるものがあれば幸いです。

そして最後になりますが、Atlassian製品とは直接的には関係ない発表を暖かく受け入れてくださった、Atlassianユーザーグループのコミュニティに心からの感謝を伝えたいです。

今回発表させていただいたAtlassianユーザーグループのコミュニティですが、10年近く続いているためか、みんな本当に仲良しそうで、初めての自分にもとても居心地が良いコミュニティでした。 もしもまた発表する機会がいただけたら、今度こそAtlassian製品について語れるよう、今から精進したいと思います。

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そしてアジャイルコーチについて更に詳しく知りたい方はぜひ弊社までご連絡を。斎藤でした!

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