ふりかえりのチェックイン・チェックアウトに使える問いかけ集ーチャレンジ宣言
ふりかえりのチェックイン・チェックアウト
あなたのチームのふりかえりでは、どのようなチェックイン・チェックアウトをしていますか?
今回は、私自身もよく使うチェックイン・チェックアウトの問いかけの中から、【チャレンジ宣言】を取り上げてご紹介します。
ぜひ、あなたのチームの状況やふりかえりのテーマに合わせて活用してみてくださいね。
こんな時にオススメ
- あまり話したことがないメンバーが集まるときに(普段の特徴も知れて一石二鳥!)
- ふりかえりがマンネリ化しているときに
- ふりかえりで参加メンバーの役割が固定化されているときに(特に、ふりかえりで発言するメンバーが偏っているときに)
チェックインの問いかけ
今日のふりかえりでチャレンジしたいことは?
チェックインのフォーマットと進行方法
「普段は○○なので、今日は△△したい」
というフォーマットで付箋などに記載してもらうのがオススメです。
パッと思いつかないメンバーのために、以下のような例を提示します。
- 例「普段は沈黙に耐えられずしゃべりすぎてしまうので、今日は他の人の話を引き出すことにチャレンジしたい」
- 例「普段は質問をためらってしまうことが多いので、今日はわからないことがあればこの時間内に解消していきたい」
- 例「普段は険しい顔をしてミーティングに参加してしまうので、今日は険しい顔をしないようにしたい」
記載したチャレンジ内容を、他のメンバーに向かって一人ずつ宣言してもらいます。
チェックアウトの問いかけ
チェックインで宣言したチャレンジはできましたか?
チェックアウトのフォーマットと進行方法
フォーマットは特にありませんが「できたかどうか?」を簡単にふりかえって、付箋などに記載してもらいましょう。
記載したふりかえり内容を、他のメンバーに向かって一人ずつ発表してもらいます。
この時に、できなかったことを気にしているようなメンバーがいた場合は、簡単にフォローのコメントをしてみても良いかもしれません。
例えば「ふりかえりの本題に集中しちゃうとなかなか同時に意識できないですよねー」や「また他のタイミングでもチャレンジしてみましょう!」などです。
こう変わるはず
- お互いの普段の特徴が知れるので、短時間で簡単なチームビルディングになり、場がほぐれる
- マンネリ化していたふりかえりに、いつもと違う雰囲気や発言が出てくる
- ふりかえりにおけるメンバーの役割が見直される(特に発言の偏りが解消される)
使用時の注意事項
初回(特に、ふりかえりに慣れていないメンバーが集まるような場合)は、本題に集中しすぎて「チャレンジ宣言のことを忘れていた…」というチェックアウトが多くなります。
2回目のふりかえりでも同じチェックイン・チェックアウトをすると、メンバーがチャレンジ宣言を意識的に行えるようになっていきますよ。
ただし、3回目以降は内容がマンネリ化してくる傾向があるので、3回以上の連用はオススメしません。
チェックアウトでの【メンバーの達成度合い】を気にしながら、「次回も同じチェックインにするかどうか?」を検討すると、より良いふりかえりの場づくりができるでしょう。