ビジネスと向き合う開発チーム
チームがビジネスゴールに向かって自律的に動くためには、企画や開発、運用を含めた全員でチームの現状を可視化、認識の共有を図ることが重要です。 Graatのチームプロセス支援は、プロダクト関係者が一体となってプロセス改善に取り組み「次にやるべきことは何か」を考えられるようにし、ビジネス成果につながるチーム作りを推進します。
前身は東洋エンジニアリング社の産業システム事業本部のIT事業部で、日本初のSAPパートナーとしてERPビジネスを開始。1999年に分社・独立して東洋ビジネスエンジニアリング社となり、2019年にビジネスエンジニアリングに社名を変更。製造業に特化した製品・サービスを提供。ERPが中心だが、最近ではMESと呼ばれる製造実行システムや、MDM(マスターデータ管理)、IoT、クラウドといった領域も増えている。その一環としてBusiness b-ridgeの提供にも注力。
弊社は元々、東洋エンジニアリング社の産業システム事業本部のIT事業部で、日本初のSAPパートナーとしてERPビジネスを開始しました。1999年には分社・独立し、東洋ビジネスエンジニアリング(株)を開業。2019年にビジネスエンジニアリング(株)に社名変更しました。製造業に特化した製品・サービスを提供しています。ERPが今でも中心ですが、最近ではMESと呼ばれる製造実行システムや、MDM(マスターデータ管理)、IoT、クラウドといった領域も増えており、その一環としてBusiness b-ridgeの提供にも注力しています。
弊社は元々、ERPビジネスから始まっており、ERPに関するビジネスパートナーや製造委託先、サプライヤーとのやり取りが多く発生していたので、それらのERP周辺についてシステム化する必要がありました。ただ、これらのシステムをフルスクラッチで開発すると、かなり時間がかかり、高額になってしまうんです。そこで、オンプレミスではなく、サービス型及びマルチテナントでサービス提供する必要を感じ、アジャイル開発を導入することになりました。まずは勉強会を立ち上げ、独学で開発を進めていたのですが、サービスの立ち上げこそ成功したものの、成長フェーズに入ると苦戦するように。具体的には、サービスの企画からリリースまでのリードタイムが長く、全体的に時間がかかってしまい、お客様にご満足いただけないこともありました。また、事業規模が大きくなり新しいメンバーも増えていく中で、サービスの目指す姿がチーム内に十分に共有できていないことが散見されるようになりました。当時もアジャイル開発の形式をとってはいましたが、まだまだERPビジネスで培ったウォーターフォール開発の文化であり、各メンバーがサービスの目指す姿よりも自分の担当の工程に意識を注力していることが見受けられる状態でした。そこで、企画からリリースまでのリードタイムを短くし、サービスの目指す姿をチーム内で一致させるためには、メンバーそれぞれが、自発的、自律的にチーム目標に向かって、作業、コミュニケーションをする必要があると考え、意識から変えるために外部にコンサルティングを依頼するという判断をしました。
Graatさんを知ったきっかけは、開発に関する勉強会です。勉強会を主催・登壇されていて、かなり実践的なレクチャーをしていただきました。具体的には、ワークショップ型の体験型学習で、専門的な知識や技術を分かりやすく吸収できたんです。また、勉強会では10人くらいの技術者が登壇していたのですが、その中でもGraatさんは一歩踏み込んだアドバイスや、実際の事例を用いたノウハウを伝授されていたので、印象に残っていました。実は他にも、様々なサービスを試したのですが、社内全体を変えていくことを考えると、やはりGraatさんのサービスを利用したいと思い、直接依頼しました。製造業に関する知識や経験があったことも、決め手のひとつです。
Graatさんにご支援いただいたのは、開発プロセスを分析するバリューストリームマッピングの主導と、スクラムイベントへの立ち会いです。前者については、「何のために開発するのか」「次にやるべきことは何か」などが明確になったため、自ら考えて発言するメンバーが増えたんです。後者については、Graatさんのアドバイスにより、スクラム開発における考え方や心掛けまで変わりました。具体的には、スプリントレビューを行う時、レビューする範囲を自ら設定したり、プランニングで検討した内容を積極的にブラッシュアップしたりするように。さらに、メンバー同士のコミュニケーションも活発になり、上から指示を受けなくても、開発がスムーズに進むようになりました。また、スクラム開発が定着したことで、プラスアルファの動きも出てきています。例えば、各チームの決まりや方針をwikiに残すことがルール化されました。社内でノウハウを共有できるだけでなく、新メンバーが入社した時に目を通してもらい、チームに対する理解を深めることにも役立っています。実際に新メンバーは、入社後すぐにチームに馴染むことができている印象です。また、チームごとの団結力が高まったためか、自ら新メンバーにアドバイスするなど、新人育成にも積極的な雰囲気になり、とても助かっていますね。このように、Graatさんから教わったことは、多方面からチームや組織の成長に繋がっていると感じています。
今回は開発チームを支援していただきましたが、今後は開発チームと関わりのあるマーケティングチームや企画チームなど、周辺のチームにもぜひ関わってもらいたいと考えています。現状、チーム間でタイムリーな情報伝達ができていないところがあり、例えば、開発がほとんど済んでしまってから初めて開発した機能が共有され、マーケティングとしては開発した機能より別機能を強化したかったが修正する時間が今リリースではもう取れない、といったことが発生しています。チーム間でタイムリーな情報伝達をすることにより全チームで一体感を持ち、お互いに貢献し合う文化を創っていきたいので、メンバーみんなが同じ方向性を見据えて進んでいけるように、組織的な視点でも、ご支援をお願いできると嬉しいです。
チームがビジネスゴールに向かって自律的に動くためには、企画や開発、運用を含めた全員でチームの現状を可視化、認識の共有を図ることが重要です。 Graatのチームプロセス支援は、プロダクト関係者が一体となってプロセス改善に取り組み「次にやるべきことは何か」を考えられるようにし、ビジネス成果につながるチーム作りを推進します。
プロダクトの成長を加速させるためには、企画や開発、運用を含めたプロダクトチームでリリーストレインやタイムボックスを整理し、プロダクト提供フローをシンプルにすることが重要です。 Graatのチームプロセス支援は、現場の立ち会いを中心にチームに合わせたフィードバックを行い、早期改善を図りながら、開発チームと関係者の垣根を超えたプロダクト提供フローの改善を促進します。