ビジネスと向き合うチーム
従来型の開発チームとアジャイル開発チームの違いは、「チームの視線」が何に注がれているか。 エンタープライズアジャイルにおいて、開発チーム最大の目的は、価値の具現化を通したビジネス目標の達成です。Graatの組織プロセス支援・チームプロセス支援は、ビジネス目標に目を向ける開発チームを育て、お客様のDXを推進します。
社員の成功と顧客満足の追求を企業理念として、ステークホルダーと幸せを分かち合う会社を目指し続ける同社。代表の内野氏は自身もエンジニアとしての経歴を持ち、「自分のやりたいことを実現するエンジニアを増やしたい」と決意し、2009年6月に同社を設立しました。現在は、SES事業やソフトウェアサービスを中心に提供しています。
弊社は主に、ソフトウェアやシステム開発に必要なエンジニアを派遣するSES事業と、システムやサイトを受託開発するソリューションサービス事業を展開。社員の成功と顧客満足の追求を企業理念として、ステークホルダーと幸せを分かち合う会社を目指し続けています。代表の内野はファッション業界を経て、SESエンジニアとして勤めるようになったのですが、エンジニアの仕事内容や働き方について、自由度の低さを痛感したそうです。そこで「自分のやりたいことを実現するエンジニアを増やしたい」と決意し、「フリーダムランド」という社名で会社を設立しました。実際にエンジニアは様々な案件を経験しながら、お客様視点でプロジェクトを成功に導いています。
サービス導入前は、ウォーターフォール型開発しか手がけていなかったため、WBSの作成や開発に時間がかかったり、問題が発生した際に素早く対処できなかったりと、様々なデメリットが生じていました。IT市場が急速に変化を遂げる中で、ウォーターフォール型開発だけでは、会社が生き残っていくことが難しいと感じ、2019年4月、私と同僚でアジャイル開発を広めるための社内チームを立ち上げたんです。しかし社内には、アジャイルコーチはもちろん、アジャイル開発の経験者もいなかったので、社内メンバーだけで進めることは難しい状態でした。また、弊社は全員が中途入社のため、知識量や技術力にばらつきがあり、お客様先に派遣する際に、メンバーの組み合わせを工夫する必要もありました。もちろん一定のスキルは保持しているものの、得意不得意が明確にあり、柔軟に対応することが難しかったんです。さらに、当時はエンジニアチームの士気もそれほど高くはなかったと思います。それぞれが個人的に勉強することはあっても、社内メンバー同士でコミュニケーションを取ったり、積極的に情報共有し合ったりすることもなく、黙々と開発する雰囲気でした。以前は社内勉強会を実施するなどしていましたが、いつの間にか開発で手一杯になり、会社としても勉強の場を作ることができていませんでした。
Graatさんの研修は、約2か月間のプログラムで、前半はカサレアルさん(https://www.casareal.co.jp/ls/ )が提供するSpring、Angularなどの技術的な研修、後半は課題に対してアジャイル開発で取り組むという実践型の内容です。
前半の研修では基礎から学ぶことができるので、若手エンジニアも安心して受講することができますし、エンジニアには得意不得意がありますが、苦手分野の解消にも役立ちました。Web講座とは異なり、講師に直接聞くことができ、不明点や疑問点がすぐに解消される点も魅力のひとつです。
後半の実践型の研修では、高度な技術を吸収することができ、エンジニアのスキルが向上したことを実感しています。具体的には、弊社の若手メンバーには、どうしようかと思うほど黙々と開発するタイプのエンジニアが多かったんです(笑)。ウォーターフォール型開発しかしていなかったこともあり、ほとんどコミュニケーションを取らず、設計書を元にコツコツ開発するばかりでした。しかし研修でスクラムイベントに参加するなどして、自分から発言しないと開発が進まない状況を経験。その結果、お客様から要件をヒアリングしたり、毎日業務連絡を行ったりする中で、自然とコミュニケーション能力が身に付いていました。また、現在某大手企業のサービス開発を担当しているのですが、実はその会社のメンバーと一緒に、Graatさんのアジャイル研修を受けていたんです。お互いのことを知った上でプロジェクトを開始できたため、遠慮なく質問できるなど、とてもスムーズに遂行しています。また、ちょうど研修で学んだAngularやSpringを使う場面も多く、弊社メンバーが中心となって開発を進めているようです。
エンジニアのスキルレベルが向上したことです。実際に技術力を要するプロジェクトもご依頼いただくようになり、Graatさんの力を借りることなく、弊社のエンジニアのみで遂行しています。また、Graatさんの研修を受けたのは一部のメンバーのみですが、他のメンバーもアジャイル開発をはじめ、新たな技術を習得することに関心を持つようになったんです。研修を受けたメンバーの変化に刺激を受けたのか、自ら技術に関する本を読んで共有するメンバーも出てきました。まさか社内全体の士気まで上がるとは思っていなかったので、そういった意味でもGraatさんに依頼して良かったと感じました。
弊社は現在、中途採用のメンバーで構成されていますが、今後は新卒採用にも力を入れたいと考えています。Graatさんの研修は、若手からベテランまで、様々なスキルレベルのエンジニアが一緒に受講しているので、習熟度別にクラス分けすると、より自分に合った技術を学びやすいかもしれません。また、Graatさんには優秀なエンジニアが多くいるので、その方たちから継続的なアフターフォローを受けられると大変心強いですね。
とはいえ、現在の研修内容だけでも、十分現場に活かすことができています。研修を通してエンジニアのレベルが全体的に上がり、それに手応えを感じたので、会社としても新たな挑戦をしていくと決めているんです。構想段階なので、具体的にお話できず残念ですが、SESでもソリューションサービスでもない、新たなサービス開発も検討しています。そしてそれは、Graatさんにイチから教えてもらったアジャイル開発で進めていく予定です。Graatさんに研修をお願いした当初の目的は「アジャイル開発の技術を習得すること」でしたが、それだけでなく、エンジニアチームの士気が上がり、会社としても一歩前進することができ、将来がとても楽しみになっています。様々な恩恵を受けたので、今後もぜひお付き合いを続けたいですし、Graatさんから学んだことを様々な事業やサービスに活用していければと考えています。
従来型の開発チームとアジャイル開発チームの違いは、「チームの視線」が何に注がれているか。 エンタープライズアジャイルにおいて、開発チーム最大の目的は、価値の具現化を通したビジネス目標の達成です。Graatの組織プロセス支援・チームプロセス支援は、ビジネス目標に目を向ける開発チームを育て、お客様のDXを推進します。
変化するビジネス環境への対応に、定期的に繰り返されるリリース。エンタープライズアジャイルには、組織プロセスの「しなやかさ」だけでなく、システムアーキテクチャの「しなやかさ」も求められます。Graatは、アジャイルプロセスを習得できる実践的な機会と、マイクロサービスアーキテクチャに代表される継続的なインテグレーションのための技術を提供します。