Atlassian Cloud「今週の新機能」をさわってみました (3)
「Atlassian Cloud」の毎週公開されるリリース情報ブログの中から「新機能」を取り上げて実際にさわってみるシリーズです。(Standardプランのみ取り上げています。)
シリーズの他の回は、こちらから閲覧できます。
今回は、「Atlassian Cloud の変更 - 2020 年 12 月 7 日~12 月 14 日」より紹介します。
Jira プラットフォーム
■今週の新機能: デプロイメント情報のエクスポート
さわってみましたプロジェクトの左サイドメニューより「デプロイ」を選択。ページ右上の「エクスポート」ボタンを押すと、CSVがダウンロードできます。
デプロイメントビューのフィルターで表示範囲を絞り込むことで、CSVも同じ範囲に絞り込んで出力できます。
ブログによるとMicrosoft Excelなどへのインポートを想定しているそうなので、Jiraを参照しない関係者や上層部などへの報告用といったユースケースでしょうか。
■今週の新機能: 重大なインシデントの作成時の自動入力
さわってみましたJira Service Manegementの機能です。
既存インシデントをエスカレーションする場合、既存課題の画面から「リンクされた課題を作成」をクリックし、エスカレーション先のプロジェクトに課題を追加します。このときの課題作成画面に一部情報が自動入力されるようになったようです。
残念ながら「リンクされた課題を作成」を使用したことがないため以前との違いはわかりませんが、要約、説明がデフォルト設定されているので、非常に便利に感じます。
■今週の新機能: Jira のデプロイメントを全プロジェクトで可視化
さわってみましたBitbucket PipelinesとBamboo以外のCI/CDツールのデプロイメント情報も表示できるようになったようです。他のデプロイメントツールを使用していないため、確認できませんでした。
■今週の新機能: プロジェクトの課題を少ないクリック数で検索
さわってみました課題検索結果の1ページ表示件数が50件に増えました。1ページの表示件数が増えたことは喜ばしいことですが、欲を言うと、1ページの表示件数を選択できるようになるとうれしいです。
■今週の新機能: クラシック ボードでカードにサブタスクを表示
さわってみましたJira Coreの機能です。
ボードの各カードにサブタスクの数が表示されます(下図の赤枠箇所)。「完了数/全体数」の表示なので、進捗状況をより把握しやすくなりました。
■今週の新機能: Jira で検索結果を素早く印刷
さわってみました「フィルタ」ページ右上にある「エクスポート」ボタンより「リストを印刷」を選択。
検索結果が一覧表示されるので、ブラウザの印刷機能を使ってPDFに出力します。
ブログによるとタスクボードへの貼り付けなどを想定しているそうで、印刷を考慮した見やすいレイアウトになっています。各カラムの列幅は調整できないようで、カラムが多いとデータが自動改行されてしまいます(上図参照)。ボードに貼り付ける場合は、表示するカラム数の調整をしたほうがよさそうです。
Confluence
■今週の新機能:サイトにユーザーを簡単に追加
さわってみましたGoogle Workplace(旧称:G Suite)と同期することでユーザーを素早く追加できるようです。 残念ながらGoogle Workplaceを設定していないため、確認できませんでした。
■今週の新機能:スペース ナビゲーションにアプリ セクションを追加
さわってみましたナビゲーションバーの「アプリ」にインストール済みアプリが表示され、表示順の変更などができるようです。下図は「Team Calenders」アプリがインストール済みのサイトです。
■今週の新機能:スペース ディレクトリのリフレッシュ
さわってみましたスペースディレクトリにフィルターが追加され、ウォッチ中、スター付き、共有、個人、アーカイブで絞り込みができます。また各スペースには、アクションとしてウォッチ登録、スター登録、スペース設定へのリンクが用意されました。
Bitbucket
■今週の新機能:新しいプル リクエスト エクスペリエンスに変更のリクエスト ステータスを追加
さわってみましたプルリクエストにレビュアーが「変更をリクエスト」(Request changes)を選択可能になりました。開発者にとってはプルリクエストが承認されていない場合に、対応が必要なのかレビュアーの承認漏れなのかが判断つきやすくなりそうです。
運用イメージは、
1. 開発者がプルリクエスト作成
2. レビュアーがコメント+「変更をリクエスト」を選択
3. 開発者が「変更をリクエスト」(右側のアクティビティに表示される)を見て対応が必要であることを認識。レビュアーからのコメントに応じて対応し、対応完了をコメント
4. レビュアーが開発者のコメントを見て承認
といった流れでしょうか?
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今回は以上です。
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